超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【その者、とんだ泥棒】デイヴィッド&リー・エディングス『アルサラスの贖罪1』

 

しくって帰ってきた人です。

明日も有酸素。

 

 

 

 

アルサラスの贖罪1
デーヴィド・エディングス&リー・エディングス

早川書房 2009年09月
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by ヨメレバ

 

 

 

 

盗もうとしたものは…!!

こういうジャンルの主人公はヒーロー気質そのままの人が

多いと思います。

だけれども、このシリーズの主人公、アルサラスは

なんと泥棒です、泥棒ですからねっ!!

 

だけれどもその彼が盗もうとした本は

ある特別な力を帯びたもので

実は彼は敵側に利用されそうになっていたのです。

 

そして、そんな彼を導いたのは…

 

感想

なんと猫なんですよね!!(実話)

ちゃんと表紙にもいるこの猫がこの物語のまとめ役というか

キーパースンですね。

 

ちなみに猫の姿は仮の姿です。

あくまでも。

 

本当の姿は実はアルサラスも言及したことがありますし、

そのあとに仲間になった人物も言っていますが

彼女にとってはタブーです。

爆撃されます。

 

この作品は比較的ラノベとかに近いファンタジーです。

私は実はこの方の作品はシリーズが4つあるやつの数巻で

挫折しているのですが、結構まどろっこしい部分が出てくるのです。

(ただしこのシリーズは再挑戦はします)

 

この作品も実は後々仲間になる人物に

犬猿の仲といわれてもおかしくない少年少女が出てきます。

そうなってもおかしくないのっぴきならない事情があったのです。

 

ちなみにこの仲間になった人物はあるものを「読める」ということが

絶対条件なのです。

短剣に刻まれた文字が読めたこと。

それが条件です。

 

ただし、最後の人にはどうも何かがありそうです。

一応フラグが立つ描写が終盤にあるんですよ。

なぜそう疑ったかは一部の力がすでに最後の人物にはあるのです。

 

だからこそ、使い方を間違ってしまうと

危ういような気がしてならないんですよね。

 

ちなみにこの本のテーマといえるのは

事実の改変、ともいえましょうか。

主人公側は改変を許さない側です。

 

敵側は過去を改変できると信じているものです。

それがいかに危険であることは

ある有名な映画でも言われていますね。

(タイムスリップのあれです)

 

また例の場所に戻ってきて今回は終了。

 

おわりに

そんなに今回は危険な描写はないですね。

ただし、敵側で一番危険な部下は出てきます。

アルサラスがとんでもない機転を利かせて追い払いましたが。

 

どうやら運命が決まっているようですが

どのように見えてくるのやら。

 

おわり