超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【子供たちの本気!!】那須正幹『うわさのズッコケ株式会社』

 

今日はどうも涼しめな模様。

ちゃんと着込んでいくか。

 

 

 

 

那須正幹『うわさのズッコケ株式会社』

うわさのズッコケ株式会社
那須正幹

ポプラ社 1988年11月

by ヨメレバ

 

 

 

 

あったら便利を形にしました

時々生活を送っていると感じることはありませんか?

こんなのがあったら不便じゃなくなるのに…とか。

 

実は今回の三人組もある場面でそれに出くわしています。

サビキ釣りで。

(釣りが出てくるのはちょっとうれしいな)

 

そんなあればいいのに…!!を

この三人組、こともあろうか形にするのです。

食品を売るという形で!!

 

感想

もう高度すぎて舌を巻いてしまいましたね。

ちゃんと商売をするということ

そしてそれに伴う苦労などもふんだんに詰め込まれています。

 

今回の始まりは釣りをしていても近くにお店がないので

おなかがすいても…なわけです。

それで三人組は小学生にしてはかなり大変な労力で資金を集め

株式会社なので株券を発行して資金を集めるのです。

 

苦労は本当に尽きないですよ。

現実の会社運営でもこういう選択って数多くあると思います。

 

まずお金が取れなければ大変なことになります。

ある訳ありの男性がそうで2回ほどお金を取り損ねています。

(ちなみにこの男性は頭の片隅に読んでいるときに覚えておいてね!!)

 

それとサビキ釣りはいつまでも

そのポイントで釣れるわけではありません。

海中環境が変わってしまえばその群れも

あっという間に移動します。

 

それはつまり商売あがったりを意味します。

もう利益は見込めなくなるのです。

 

そうなったらば、食品を売っていたらいいのに、と思う場所へと

また移動しなければならないのです。

今回はつてによって学園祭に行くことになりますが。

 

今回のMVPは三人組に協力してくれた

中森晋助君です。

日本人の大好きなラーメンを工夫して

作ってくれているのですから。

 

ちなみに学園祭のそれは

多分現行前なのかな、あることは触れられていません。

多分飛び入りは今は無理なはずよ。

あるものが義務づけられてるから。

 

でもその部分に気を付ける描写があるのは

さすがだなとは思いましたけどね。

 

で…一番いい場面はラストよ!!

ま、そうなるなですわ。

 

おわりに

そう思うと商売にかかわらずいかにお金を稼ぐということが

大変かというのを思い知ることができます。

 

確かに彼らは奮戦したと思います。

でもオチのコメントがこれだからね!!

わかるよ、わかりますってば。

 

だからすごいところのそれって絶対的な何かとか

持っていないと大変なんだろうね。

うん。

 

おしまい