超雑読と趣味と

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【実にシッチャカメッチャカだな!!】椎名誠『新宿熱風どかどか団』

意外だけどもう大体ケア方法はなれているので

トラブルも少ないものですよ。

まあ笑ったり力入れると多少は痛いかな。

 

 

 

 

椎名誠『新宿熱風どかどか団』

新宿熱風どかどか団
椎名誠

朝日新聞出版 1998年10月01日
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ある出版社のお話

この出版社は、おそらく本好きならば

まあ聞いたことのある雑誌を出版している会社です。

 

しかもそこには意外な人が勤めていたり、

人海戦術で本をおいてもらったりと

なかなかカオスな感じになっていました。

 

本づくりもまた、カオスそのもので…

 

感想

著者の文章ってみっちり詰まったおもちゃ箱のような

感じなんですよね。

しかも種類も実にいろいろ。

 

だからこそカオス、と表現しちゃうのだけれども

それでもとっても読んでいて面白いと感じられるの。

しかもえらい熱量をお持ちだからなんか元気が出るのよ。

 

今は亡き有名ラーメン店が出てきます。

(最後の系列は数年前に消えたのかな…?)

この時代からすでにあの有名メニューは有名なメニューのままでした。

 

それと恐ろしいことに今でこそテレビでやっているような

激辛チャレンジ記録なんて言うのもあったりするのです。

しかもちゃんと一番辛い辛さ(40辛)に挑戦してるの。

挙句きちんと食べていらっしゃる…

もう本当この人たち何者なんだ…

 

一番面白かったのはある有名作家のエッセイにもいたような

大変ルーズなイラストレーターさんのお話。

あれあれ?なんでこの職業の人たちってルーズな人たち多いんだろ…

この作品の人も含めると3人知ってる…

 

まあこの人は出版を控えているのに関わらず

イラストの仕事を投げ出して長期逃亡をするという

まあキングオブダメ行動をやらかしているのです。

 

しかも悪質なことになぜか手紙をよこすという…(笑)

なんだろう、芸術の才能と引き換えに

その他のパラメータでも著しく低くなるという

なんかの呪いでもかかってるのでしょうかねぇ…

 

そんなこんなでも何とか別のイラストの人に代わってもらって

本は出版されたりするんですけどね。

あ、この方ちゃんと今も干されずおります。

SNSもやっていたりします。

なかなか味のある絵を描いていますよ。

 

おわりに

適度に区切りをつけますが、著者は喧嘩が強かったりします。

ガニマタの方も強い模様で

喧嘩の強い相手(複数人)に何気に勝っているという。

だからあなたたちは何者なんだ…

 

また彼の作品いっぱい読んでみたいな。

カオスなはずなのに、面白いから。

 

おわり