超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【正直さと、胸糞と】ジミー大西『天然色日記』

だいぶ雪もなくなったので何不自由なく

有酸素に行けます。

結構飲みやったのでしっかり体を戻すぜ。

 

 

 

 

ジミー大西『天然色日記』

天然色日記
ジミー大西

朝日新聞出版 1997年07月25日

by ヨメレバ

 

 

 

 

才能と、犠牲と。

こういう芸術を扱う人には

ある種気質面では…という人をお見受けする場合があります。

彼の場合は…ちょっと何かが足りない感じでしょうか。

才能は間違いなくあります。色のセンス等を見てもね。

 

きっとパラメータがそこに集約してしまって

他の面が犠牲になってしまったのかもしれません…

(こらこら、そこ、某歌のお姉さんを思い浮かべるんじゃない)

 

人って本当にうまくできているのかもな…

 

感想

この本、正直今読むことはお勧めのできない作品となっています。

なぜかって?文中に彼の家庭を追い詰めた真犯人が

フツーに出ていやがるからです。

 

それってどういうこと?と思われることでしょう。

それは彼の名前でggr等していただければ

経歴部分にそれは出てくることです。

 

私は理不尽ないじめをされた経験があります。

(多分彼と同じように私も変わったやつだったので)

なのでこういうやつらを見ると胃がムカムカしてくるのです。

正直彼の名誉に引っ付いている金魚のフンのような

腐ったやつなのでしょう。

 

ただし、救いなのはこやつは落ちぶれていること。

しかも実名出ちゃってるんだよね。

今だったらな…

 

その分、彼は確かにダメなところ(ェ!!なところね)も

たくさんあるけれども、どこか憎めないんだよね。

お金の使い方もルーズだけどきちんと車も運転するし、

ちゃんと自炊もしていらっしゃいますし。

ただ生きるのに正直で、不器用なだけ。

 

それにすごいのは、海外で全然物怖じしてないんだよね。

スペインで彼は例のごとく窃盗に遭ってしまって

そこでも理不尽な思いをしちゃうんだけど

それは確かに悲惨だったけどめげずに生き続けているんだわ。

 

ちゃんとこういうの、見ている人は見ているんだろうね。

だからこそ支えてくれる人がいたんだな、と思いましたよ。

 

その分●ソみたいな連中は、ザ・●ソだけれどもね。

彼をもと所属していた会社に紹介した男もそう。

多分こいつは「紹介してやった」だけが自慢の

かわいそうな男だったんだと思う。

 

でもこういうのがのさばっている某企業も

結局だいぶ後に問題になったからね。

この時代からもう問題要素があったんだと思うな。

 

おわりに

なお今も彼はきちんと活動をしております。

SNSもやっていますからね。

相も変わらずまっすぐな人だね。

 

ちょっと不器用な人が

もっともっと生きやすい世の中になればいいのに。

今もそれは変わってないのよね。

人ってな…

 

おわり