超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【なんかいろいろと…】ナンシー・A・コリンズ『ミッドナイト・ブルー』

まだ雪で出られないよー…

しかもこれからの天気また雪じゃなーい。

 

 

 

 

ナンシー・A・コリンズ『ミッドナイト・ブルー』

ミッドナイト・ブルー
ナンシー・A・コリンズ

早川書房 1997年01月

by ヨメレバ

 

 

 

 

その女性は、訳あり。

依存症の病院の隔離病棟に置かれていた女性は

ある訳ありの女性でもありました。

彼女はある理由があって本来の名前を失い、

ソーニャ・ブルーとしての顔を持つことになりました。

 

そんな彼女にはある力があったわけで…

 

感想

これ…出すレーベル間違っている気がするのは気のせいかな…

ファンタジーという感じではないんだよな。

漂わせている雰囲気からもサイバーパンク的な感じがするの。

なんかSFぽいのよね…

 

割と読みやすい部類に入るのですが、

ソーニャはまあこの本の画像にでてくる賞からも推測できるように

故あって吸血鬼の体を持つようになっています。

 

ただし、十字架は効果がないようです。←え

それとニンニクを食べても何も起きないそうです。

むしろ口のにおいがえらいこっちゃになった(本人談)だそうです。

なので吸血鬼としてはかなり特殊化と。

 

なぜなったかはここで書いてしまうとセンシティブ系に引っ掛かります。

つまり言ってしまうと吸血鬼の血を持つ人間に

慰み者にされた挙句に殺されてしまったのです。

 

本来はそれで終わるはずだったのですが

実はソーニャは超金持ちのお嬢さんだったのです。

それもあってなのか吸血鬼の体を持ち

その経験がゆえに吸血鬼を狩るものとなるのです。

 

ちなみに今回の敵は、

その能力をインチキな力と融合させて

人を惑わすというとんでもない似非宗教レディーです。

 

ただし、その影響力だけは

彼女がそうなるいきさつのためにとてつもなく強く

キャサリン(インチキさん)対ソーニャの戦いの際に

周辺地域にとんでもない災禍を爪痕として

残すことになるのです。

 

ちなみにこのインチキさんは

ソーニャと対決する前に

彼女とともにしていた男性を卑怯な手で

かっさらった挙句に命を奪っています。

 

ただし、そんな能力の塊である彼女も

そのともにいた男性の思わぬ抵抗にだけは

勝てなかったようですが…

 

この作品、割とサクッと読める部類です。

だけれども、どうも時系列の描写と

他視点の描写があまり上手とは言えずに

結構状況が把握しづらかったですね。

 

結構躍動感のある感じだし

キャラも光っていただけに惜しい…

 

おわりに

あと注意したいのはこの作品割と性描写多めです。

ソーニャとともに動いていた男性の時にも

そういう描写はあるんですけれどもね。

 

それとソーニャが吸血鬼ハンターになる前の描写も。

苦手な人、そこ気を付けてねー。

 

おしまい