超雑読と趣味と

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【その出来事って…なんのせい?】那須正幹「ズッコケ心霊学入門」

天気がいまいちなのでうちのネッコたちは爆睡です。

さも当然のごとく自室のベッドを我が物顔で使っていらっしゃる。

 

 



那須正幹「ズッコケ心霊学入門」

ズッコケ心霊学入門
那須正幹

ポプラ社 1984年10月

by ヨメレバ

 

 

 

 

その屋敷には、何かいる…?

人っていう生き物はどうして「未知の存在」というものに

惹かれてしまうのですかねぇ。

 

私は申し訳ないですが昨今の心霊動画ブームは

「大嫌い」なので関連動画で見かけてもブラックリストに

容赦なく放り込んでしまいます。

そういうものは私の人生には不要なので。

 

今回はそんな人間の欲求に素直に従った結果

とんでもない騒動に巻き込まれてしまう

3人組+1のお話です。

なぜか一人多いかって?後程わかりますよ。

 

感想

この作品を読んでいて感じたのは

ある種の恐怖というのは作られているんだろうなぁということでした。

 

今回そういう風になったのは

なぜかハチベエになついている年下の子浩介少年が

心霊騒動に絡んでいたからです。

 

彼はハチベエについていったのがよくわかる気がするのです。

彼、実はこのメンバーの中では一番恵まれているのです。

いわゆる上流階級の子でしょう。

 

現実にお化け屋敷(豪邸)に行った時に起きてしまった

浩介少年の変化。

あまりにもそれは重度なもので学校に行けなくなり

やつれてまでしまうのです。

 

つまり彼は、ハチベエのように決して度胸はないのです。

それがきっとうらやましかったのでしょうね。

 

結構本格的な解説もなされていて

すごく引き込まれる1冊なのですが、

ちゃんと児童向けだな、と思う部分があります。

 

それはたとえ大人が「だまっておけ」としておいても

子どもには(一部はそうでなくても)通用しないということです。

まあそれをばらしちゃった犯人は実質ハチベエだけどね!!

ぼかしても結局はばらしていることには変わらないっつーの!!

 

でもその点モーちゃんは真面目なんだよね。

なお私も子供の時はこっちタイプだったな。

でもそれが過ぎてトラウマになってしまったんだけどね…

 

結構大ごとだったけど

ちゃんとすべて解決されるので安心して読んでくださいね。

 

おわりに

まあこういうこともあるけど、

時にそれでも証明が付かないのもあることはあるみたい。

でもそういうのがあっても私は心霊系は興味がないのよ。

悪影響があるのならば、遮断してふせぎゃあいい話。

一方的な提案は迷惑なだけなのよ。

 

うん、やっぱり怖いお話は嫌いよ。

好きじゃない。

 

おわり