あまりに買い物(特に街場)だと買い物を見落とす場合があるので
きちんとメモに書きました。
うん、ちゃんとやるべき。
処女峰アンナプルナ 山と渓谷社 2000年03月
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未知の領域…
この本のあとがきに出ていましたが、この初8000m以前にも
数多くの冒険者たちがこれらの山に挑んでいたようです。
戦前にも挑んでいたのには驚かされます。
ただしその結果は…です。
中にはその命が尽きる瞬間を想像したくない
悲惨な死亡の仕方をしているパーティーもいました。
それだけ過酷ということです。
そして、ついぞ悲願は成し遂げられたのです。
1950年6月3日のお話です。
感想
まず最初に注意をしておきたいのは
終盤にかなり閲覧注意な写真が掲載されています。
カラーではないのがまだ救いなものの
未知の領域がいかに過酷で残酷であるかをまざまざと思い知らされる
写真となっています。
終盤前までは時折、多少の困難はあるものの
比較的穏やかに登頂までの道は進んでいきます。
そして登頂に関してもメンバーこそは限られるものの
ちゃんと成し遂げることができたわけです。
間違いなくね。
ただし…行きはよかったのですよ。
行きはね。
帰途への道からは自然の過酷さをまざまざと見せつけられます。
なぜならば、あやうく隊員が命を落としかけるから。
幸いにも崖にしがみついて(!!)いたために何とか命を
永らえることができました。
その後は天候の悪化との戦いとなります。
うまく寒さをしのぐことができない=命の危機です。
だんだんと隊員も凍傷にかかってしまい
後半の閲覧注意の写真のようになってしまいます。
人は過酷な環境では、どれだけ備えをしても
かないっこないという証明ともいえましょう。
もっともこの時代は今のように保温するものに関しても
あまり恵まれてはいないでしょうからなお一層でしょう。
帰りも数々の困難(この当時はあまり関わった国の衛生状況もよくない)に
見舞われつつも一行は帰途へとつくことになります。
おわりに
一応昔の登山、ということで悲しきかな
環境に関しての配慮がなされていないというところは
残念でもありますね。
だからこそ清掃登山で様々なゴミが出てくるわけです。
こういうのを見ると自然への敬意がないですよね…
で、あとがきでその後の彼らも少し触れられますが
著者はその後生きながらえていますが
登頂の栄誉を得たメンバーの方は結局亡くなってしまいます。
山に散ってしまったのです。
きっと、彼らはそこに山があるからこそ、
登らないと、と思うのでしょうね。
おわり