超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【後ろになにも…いないな?】アミの会(仮)「怪を編む」

色々と日程が合わないのである場所への買い出しは遅れがち。

どうも明日は行けそうもない。

 

 

 

 

アミの会(仮)「怪を編む」

怪を編む
アミの会(仮)

光文社 2018年04月12日

by ヨメレバ

 

 

こわーいのありますぞ。

なんという気持ち悪い作品の多いこと。

タイトルの通りにホラー作品が勢ぞろいです。

しかも結構その後アッカーンな奴が多いんですわ。

(つまり死亡フラグ)

 

あとは一見して神秘的そうに見せかけて

グロいのとか…

 

感想

これは、ひどい、実に後ろの気配を気にしたくなるぞ。(誉め言葉)

 

生きている人が怖いパターンもありますが

謎の存在に恐怖するパターンもありますし

秘密が暴露され、というのもあります。

全部恐ろしいよー。

 

実はその中には、

昨今起きてしまった事件の類似パターンがあります。

ただしこのケースは団体が関わった場合ではなく

個人間でのケースです。

 

それは一見するとそれぞれの悲しみを吐露する場所での出来事。

その女性はペットとの離別からその場所へ赴くことに決めたのですが…

 

一見するとそれぞれの悲しみのお話が進んでいきますが

最後のお話の後に…

 

最後数行が本当にぞっとします。

このケースは個人間のケースですが

それでも最後のあの描写は本当につらすぎます。

しかも非のありどころをどこにも求めがたいケース…

(昨今のは団体に非があります)

 

そしてこの本には、最近亡くなった方の作品も

入っています。

本当、彼女のファンタジー作品は素敵だったな。

亡くなられたのが本当に残念です。

 

そんな彼女の作品はビー玉にまつわるお話。

ある少女が大事にしていたビー玉。

そのビー玉を取られそうになり何とか取られないように

していたのですが…

 

一見すると神秘的でさえ思いますが

途中からさらりととんでもない行動に出ています。

本当にさらりと描写されていますが

本当に恐ろしいことしていますからねっ!!

 

綺麗のちぞっとといった作品でした。

 

あとはこれは「勘助」のお話なのかな…

本人は相思相愛だと思っていた男の

悲劇とも取れるお話。

 

一見して仲の良いカップルだと思ったら

どんでん返しが起こりますし

その事実からすれば因果応報な展開が待っています。

いわゆる「気持ちの押し付け」のおっかなさですよね。

 

確かにそんな感じは文章からは

伝わってくるんですよね。

人って怖いよね。

 

おわりに

ホラーなので救いようのある作品はないですね。

結構な率でうわーな展開を迎えます。

カルトにはまった人間の恐怖の作品もありますし。

(これもタイムリーかな)

 

読後感はピカイチなぐらいによろしくはないので

苦手な人は回れ右よー