超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【うひぃ…おっかねぇ】アミの会(仮)「隠す」

マスクに関してはゆるくなったけど、

結局いちいち着け外しはめんどいので

ずっとつけたまんまでいるわよ。

それに対策してるから私、あまり不便じゃないし。

 

 

 

 

アミの会(仮)「隠す」

隠す
アミの会(仮)

文藝春秋 2017年02月09日

by ヨメレバ

 

 

 

 

隠されたものは…

隠す…その響きはネガティブですよね。

その言葉の通りに基本的には暗い作品が多くなっています。

ただし、そうでない作品もあり

中には人助けのために隠すというものもあります。

 

それと優しい隠し事も…

 

感想

ただし…ですがね、やっぱり面白いのはネガティブなやつですよ!!

特にそれが悪いことでちゃんとその悪いことが

きっちりと成敗されるものはとても、とても良いのであります。

 

最初の作品からそれです。

ある口さがない芸人の男性が刺され、負傷します。

犯人はあっけなく犯行を自供するのですが

何やら何かを隠しているようなのです。

どうやらその隠している行為、計画的なようですよ…?

 

ただしこれに関しては結末の言及通りです。

確かに成敗はされたけれども

壊れたものは、決して戻らないんですよね。

 

もう1つの作品、これが一番強烈でしたね。

まあまあいやな女の凝縮エキスを抽出したもんだと

感服させられた作品です。

それは「甘い生活」という作品です。

 

実はこの作品の著者、作品はいいけど登場人物のbxxchをどうにかしろ

と酷評したことがあるのです。

この作品を読んで、彼女はこういうことを書く力に長けているんだな

とつくづく感じましたね。

 

この作品に出てくる女はドクズです。

なぜかって?人のものを欲しがる女だから。

それはきちんと抑制しなければいけない欲ですがこのドクズは

何一つ改めませんでした。

 

しかしながら「あるもの」を奪ってしまったがために

クズ子は復讐されることとなるのです。

彼女にとっては些細な獲物。

だけれども奪われた人にとっては「大事なもの」だったのですから。

 

この作品を見てスカッと系動画を思い出しましたね。

なのでコメントはこうです、ざまあ(笑)

 

ポジティブなのはある少年二人の物語である

「少年少女秘密基地」です。

少年二人は面白い場所を見つけ秘密基地とします。

だけれどもそこには、どうやら女の子が来ているようで…

 

隠しているのは女の子たちへのメッセージ。

しかもある言葉を伝えるためにです。

 

この作品がいいのは実は後日談でしっかりと

点と線でつながるんですよ。

そう、ちゃんと名前を追いかけると…?

 

他の作品はやっぱりおっかないのが多かったですね。

つらっとさっくり人を殺しちゃうのもありますし。

 

おわりに

ネガティブな作品が多かったですが

ゾッとする作品って惹かれるんですよね。

今回メインで取り上げた2作品は

本当に強烈すぎてね…

 

あ、最後にもう1つ隠れているのがあります。

あるワード、ということだけヒントで。

最後の2作品はこのワードが強烈に残ります。

 

他の作品もまだまだ読むよー…