あるものを再設定しようと思っても
使い切っていないというね。
明日…何とかね?
女としごと 1 1983年04月
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まだまだ批判が根強い時代…
未だに何かと共働きが批判される風潮があります。
酷なことですが、いろいろな事情が重なり
一馬力では生活できない世帯も多くなっている中
これらの批判は時代錯誤だと言わざるを得ません。
この本はかなり昔の本です。
もっともっと今よりも批判の声は大きかったでしょう。
なんでも枠にはめたがる人間の悪い面ですよね。
そんな中、職を持ち輝いていた人たちのお話です。
感想
※この本は再読本となります。
上記の但し書きの通りです。
だけれども、実は再読をして発見がありました。
最初に出てくる陶芸家の方は
この職業でピンとくるかもしれませんが
ある朝の連ドラの参考とされた人物となっています。
ドラマのような展開も実は
彼女自身が体験していることとなっており
その心の揺れ動きもこの本中にリアルに描かれています。
そして、さらなる発見は
この中には女性ライダーの道を切り開いた
かっこいい女性がいます。
バイクというと以前は不良の乗り物、というイメージが
ついて回っていました。
その時代に乗り始めた彼女はもしや…と思うでしょうが
彼女はそうではなく、純粋にバイクの魅力に惹かれ、
向き合い、女性の競技進出を勝ち取りました。
写真を見ても、彼女を取り上げたほかのところの文でも
本当に彼女は輝いていました。
でも、彼女は悲しきかな、36歳で急死してしまうのです。
余りにも、早すぎました。
それとこの本には英語を扱う2つの職業が出てきます。
私は残念なことに、英文はある程度理解できますが
しゃべることができません。
身近にそういう機会がないのも一因でしょうね。
翻訳者と、同時通訳の人がそれにあたります。
どちらにも共通して言えることは
英語力はもちろんですが、ありとあらゆる勉強は大事!!ということ。
これは本当で文化、時代背景がわからないと
正しいニュアンスで訳できませんし
同時通訳の場合はその訳する会議等の関わっているジャンルを
知らなければ正しく訳して伝えられません。
それと、度胸も必要です。
(同時通訳の方はある有名なものに関わりましたが
大変だったそうで…)
他の職業の方も、やっぱり熱意と
努力はすごいんですよね。
あと、職種によっては過去は振り返らないとかも…
おわりに
久しぶりに読むと感じることが違いますね。
何回でも当たれば読んでいこうかと思います。
再読も無駄じゃないですからね。
なお、2巻目もあります。
男性サイドの本もあったはず…
またいつか、再読できるといいな。
確かに時代を感じはするけど何気に良書多いのよ。