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【あの大会の裏側】川嶋伸次「監督」

異例なことが起きているんだね。

前の時は手続き停止はなかったけど、今回はあさってから停止。

それだけ恐ろしいことが起きていること。

自覚しないとな。

 

 

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川嶋伸次「監督」

監督
川嶋伸次

バジリコ 2009年08月

by ヨメレバ

 

 

 

 

 あの大会には…

私は最近、この大会はまじめ腐っては見ません。

この数年で様々なメディアが発達しましたし

そもそもテレビメインで私は生活してはいないんです。

 

だけれども、この協議には様々なドラマがあり

彼らをこの戦場に出すにあたって

様々な事柄があるということ。

その裏側を知ることのできる1冊だと思います。

 

感想。

この大学では有名な山の神が出てきます。

ただし、彼に関してはこの本中ではあまり触れられてはいません。

しかしながら、その素地は割と入学当初から

あったということはお伝えしておきたいと思います。

 

著者は監督の前の選手時代でも

決して突出したものを持っていたわけではないです。

だけれども彼を指導してくれた人が

彼を監督として導いてくれたといっても過言ではないのです。

 

これはどの協議や、場所にも言えますが

物事を変化させるには既成概念をぶっ壊す、ということが

必ず必要となります。

 

最初の例としてはこの大学を取り巻いていたある先輩の

呪縛を解く必要がありました。

 

確かにそれは大事なことではあるものの、

あまりにもそれに引きずられ続ければ害悪でしかないということです。

著者はそれの解放から始めました。

 

それと見た目面での改革も。

ほとんどの人はそれに従いましたが

実は今の私のような人がいたわけです(笑)

たった一人、そのスタンツにノーを唱えた青年がいました。

 

ただし…この人は反骨精神で

ノーを言ったわけではなく、自分がそれだと自己を貫いたわけです。

現実、彼に関しては練習に関しても真摯に取り組んでおり

現実にレギュラーとして出場もしております。

(なお現在もきちんと活躍しています。ピュアなお兄さんですね。)

 

それとこれはこの競技だけでなく、日常生活でもいえることですが

自分で考えない人は「いけない」ということ。

結局自分を伸ばすも殺すもアドバイスはあっても最後は自分自身だということ。

 

それとこれも当たり前だけど

たとい競技に力を注いでいても学習は大事だということ。

これは本当に思うことです。

きちんとそういうことをやっていれば、たとい体を壊しても

まだ先の道は開けるから。

 

 おわりに

この本には年始のあの行事を楽しめる要素がたくさんあります。

選手のオーダー一つをとってもそう。

なんであんなことをするのか、とおもったら

やっぱり戦略だったわけでして。

(簡単に手のうちは明かしちゃだめですものね)

 

陸上をやっていなくても、学ぶべきことは

結構本中にありましたね。

 

おわり