ようやく1イベントも終わり。
明日もまた有酸素に赴いていきます。
体を締めること、大切。
掟上今日子の挑戦状 講談社 2015年08月19日
|
今回も妙な事件が…
なんだかかんだできちんと読み続けているわね…
しかも割と人気作家のというところはレアケースよ。
記憶が眠ってしまうと消えてしまう探偵が活躍する
不思議な作品の3冊目。
今回は隠舘が出てこない巻で
依頼も、警察がらみで関係してきます。
さて、感想。
このシリーズは掟上氏のおかげか、落ち着いて雰囲気で
語られているんですよね。
1日で記憶が飛んでしまうということは
つまり、毎日がまっさらであるというわけで。
ただし、少しだけ彼女の秘密が見え隠れしており
好きな探偵小説の作品が出てきます。
ここのところは例外ですね。
おそらく、記憶を失う前に持っていた体に刻み付けられたものでしょう。
その描写は第一のあるアスリートの感電死事件で出てきます。
一見すると殺人事件のていが強く出てきてはいるのですが
だんだんと展開が進んでいくうちに思わぬ事実が出てくるわけです。
まあ、これが物語の真髄ともいえるので
あえての明記は避けますが、それだからこそ
被害者はアスリートであって、結果を残せたのだと思いますよ。
しかしばかり、今回に関しては
それがアダになったという形でしょうか。
なんというか読み終えて、何とも言えない感覚を覚えたのは事実です。
2作目はね…略。
3作目の方が印象に残ってしまいました。
なぜならばこの作品も1作目のように犯人が匂ってくる描写があるため。
こっちの作品は正直ですね。
これには暗号解読が絡んでくるものです。
もちろんこれも殺人が絡んでおり
無論犯人はすでに見えております。
しかもよりによってこの犯人が掟上氏を頼るという
まあまあ自信満々だよな、と思える作品です。
ま、展開は見えてくるでしょうが思いっきり自滅してくださります。
つくづく思うんですよね。
こういった重大ごとって隠そうとしても
余計なことをしたり、思わぬアプローチから攻められたりすると
どこかしらでぼろが出てしまうんですよね。
この犯人も掟上氏のそういったアプローチの結果、
見事に破滅を迎えます。
ただし、一応言いますとパーフェクトな解決ではないです。
それがどこかは…お楽しみ。
おわりに
この作品はやっぱり読んでいて落ち着いて読めるな、と思いました。
別のシリーズは結構ヤンデル系だったけどね。
このヤンデル系は最近完結したらしいので
機会に恵まれたら再読したいところですね。