超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【可能性か、悪魔のささやきか】諸富祥彦「生きていくことの意味」

気温があまり上がらないとは言います。

だけれども、湿度なのかなぜなのか…涼しくなる気がしません。

困ったものですねぇ!!

 

 

f:id:misasaru:20191216092739p:plain

 

 

諸富祥彦「生きていくことの意味」

生きていくことの意味
諸富祥彦

PHP研究所 2000年02月 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 手放しでは、喜び難いもの

世の中にはその手法が広まれば確実にこの世界は良くなる!!

というものがいろいろと存在していると思います。

PCだってそうですし、スマホだってそうでしょう。

(後者は一応持っているけど今のところただのLINE通知用)

 

この本に書かれている手法も心理学の新たなる手法で

いわゆる~すべきという押し付ける改善法を取らないものとなっています。

自分がいて、目の前の壁がなぜあるかというのを問うてゆく手法です。

ですが…

 

感想とともに、触れていきますか。

なぜ私が読んでいくにつれて、心の中に雲をまとっていったかといいますと

一部の手法というのがですね…私が超絶に忌み嫌うある界隈が使う手法と

似ているからなんですよね。

 

誤解のないように言いますと、やつら(界隈)が使うのはその手法的な

真似事といっても差し支えのないものでしょう。

そういうのを否定して我が道(?)を行く彼らがそういったものをまじめに(学術的に)

取り扱っているところに真摯に学びに行くとは思えないからです。

(なにせ奴らは市井に生きている人とは違うと豪語しますからね)

 

そういう昨今の事情がありますので、正直出てきたときにうわー…とは

思っていたのですよ。

いわゆる「前世療法」といったものもこの本には出てきているのです。

ほらほら、ああいう界隈が食いついてきそうでしょう?

だからこそ困りものなんですよね…

 

多分この本で書いてあった通りでこういう界隈の人たちも

ある種の依存症なのではないかと思っているのです。

そういうことをしないと生きていけない、という感じのね。

でも、この本に書いてあるのとは違うのはそれに決して向き合わないこと。

どうすればいいか、ということを見向きもせずに耽溺する一方だということ。

 

長々とこれらのことを書いてしまいましたが

本当、私はこういう全うに人の悩みを改善していこうと

する人たちが利用する手法を真似事をする人たちには

支配されてもらいたくないのです。

 

なぜならばこの本中にも数ケース出てくるのですが

優しくされすぎたことで起きてしまったが悩みが、

その抑圧をなくしたときになくなってしまったということ。

 

これ、すごく気持ちがよくわかります。

なぜならばこの耳凶器の自分も昔々は抑圧されて

自分の置かれているジェンダーにも向き合えなかったこと。

そしてその結果、精神面が崩壊したこと。

(ここでは書かないけれども、本中で書いてある行為が常習だった時代があります)

 

ですがあるがままの格好をしたが今、

ほかの人から若くなった、と言われるほどに

変わったということ。

(別人といわれるぐらいよ、しかも複数人から言われます)

 

この本は自分に向かい合う、ということをテーマにした心理学。

生きていくこと、というのはまずそれだけでもすごいことで

何らか向かうあうものが根底にあるということは頭の片隅でも

覚えておいて損はないかも…?

 

 おわりに

この世に生を受けただけでもいろいろなプロセスがあるから

すごいことではあるのよね。

意味を見出す、ということは難しいことだけど

大事なことではあるわよね。

 

END