超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【決算書という無限の世界】 大手町のランダムウォーカー「世界一楽しい決算書の読み方」

熱さというものはとてつもない脅威だと思いますね。

しかもこのご時世上マスク装着での外出です。

いくら鍛えている実とは言えども心臓の負担には気を遣いますわよ。

 

 

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大手町のランダムウォーカー「世界一楽しい決算書の読み方」

世界一楽しい決算書の読み方
大手町のランダムウォーカー

KADOKAWA 2020年03月28日 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 決算書とは何ぞや?

おそらく投資とかに明るくない人にとって、この決算書というのは

なかなか縁が薄いものかもしれませんね。

 

かという私もそうなのではありますが、私の場合は

かつての謎趣味として官報を読むというのが習慣にありまして

読んでいると、この決算書がくっついていたりするんですよ。

ただ、あまり聞いたことのない会社でしたが。

(もっぱら読んでいるところは解散の公示とかでしたが)

 

それを面白く取り上げた本が、この本となっております。

 

ほな、感想行こか。

まず、とても見やすいことに驚かされましたね。

文章の量も程よく、構成もしっかり練られています。

 

それよりも魅力的なのは、このクイズで扱われている企業は

私たちの身近にある企業であり、人によってはヘヴィーに使っていること

間違いなしな企業ばかりです。

 

例として挙げるのならば序盤に出てくるメルカリとブックオフはどちらか?

という問題でしょう。

 

もちろん、この本は決算書を見てどちらかを当てる本なので

決算書の図が出てきます。

それらが示す図というのももちろん、企業の色を示すがごとく

グラフも異なったものを示しています。

 

この2つの場合は店舗を持っているか、否かが違いでもあるので

それがきちんとグラフにも差異として表れているのです。

どこを見れば区別できるのか?というのもきちんと解説もされていますし。

 

扱われる内容の一部はやはり縁のない人には一部難しいかな?

と感じる箇所も存在します。それゆえにこういう活動が敷居が高い

と思わせるのでしょうね。

 

だけれどもこれは数をこなして大体を推測できるようにするしかないですので

慣れでしかないのでしょうね、とは思います。

それと得手不得手もありますしね。

(私はおそらく不得手だろうな…)

 

経営状態もわかる…だと?

後半の方ではちょっとした経営状況をうかがい知るテクニックも

出てきていたりします。

キャッシュ・フロー計算書というのを読み解くことで

それを推測できるのですが、経営縮小する、というのも

ある程度推測できることに驚きでしたね。

(あるやらかした企業がこの形式をとっていたそうな)

 

一見するとただの数字に見えるけれども

この本のように図式として開設され、はっきり見えると

無限の情報が隠されているものですよね。

 

 おわりに

様々な目まぐるしい状況下ゆえに本の紹介がだいぶ遅れてしまいました。

わがメンタルもまだまだ、といった具合ですね。反省しなければなりません。

 

難しそうに感じる決算書ですが

解説とともにその企業が何をしているかをある程度知っていれば

結構こたえられる問題も多かったので本当に面白く読ませていただきました。

 

このような本が世に出てくれたことに、感謝ですね。

 

おわり。