超雑読と趣味と

そこに本があるだろ?ありゃあ読むのよ。

倉橋燿子「パセリ伝説 memory11」

私の使うシステムがどうやら完全復帰の模様ですので

そろそろやさぐれるのはやめということで、復帰します。

 

 

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倉橋燿子「パセリ伝説 memory11」

パセリ伝説 memory 11
倉橋 燿子

講談社 2009年09月16日 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 果てしなき戦い、佳境へ。

ようやくこのシリーズも残り1巻というところまでやってきましたね。

移り気な私はこともあろうかだいぶブランクを開けてしまいましたので

このような形での記事公開となってしまいました。

ちゃんとやりなさい…

 

本格的に戦いは激しくなり、佳境という段階で

ある重要人物に不幸が襲い掛かる事態になってしまいました。

あれは本当にショックでして〇●ロスという言葉はあまり使わないのではありますが

本当にロスになってしまいましたよ。

 

だってその子はパセリにはちょっとない、向こう見ずさを持っていましたからね。

 

じゃあ、感想行きますか。

 いよいよもってフラム国との本格的な戦闘が始まります。

危うくパセリたちは鬼と化したフラム国に取り入られそうになりますが

なんとか難を逃れることができたわけです。

 

そして、ついにパセリは、彼女たちが知らない時代に起きてしまった

悲しい事件に向き合うこととなります。

 

実はこれね…現実の世界に置き換えると、とてつもなく文章が

しみるような作品なんですよね。

なぜならば、パセリとミモザの間に起きてしまった決定的な

関係性のヒビという代物は私たちの世界でもあるものだから。

 

そしてミモザが抱いた黒い心というものは

これまた誰しもが陥りやすい感情だから。

いわゆる嫉妬という感情ですね。

ある人が言っていたけど「嫉妬は抱いた時点で負け」というものがあります。

 

ミモザの場合は勝負ではないですが心を嫉妬に食われてしまった時点で

もはや壊れゆく運命だったのです。

かつてのパセリはそれに気づけなかったと嘆いていましたが

遅かれ早かれ、その差し伸べたとしても意味をなさなかったと思われます。

 

そして彼女は火の国によって取り込まれてしまったわけです。

そして今も、取り込まれてしまったわけです。

 

最後に本当の黒幕の描写が出てきます。

この悪の描写というのが本当に巧みなのですよ。

決して悪というものは真正面に立ち向かったって消えないんですよ。

まあそれは、ある炎上系のYoutuberの方が言っていましたが

結局正義という武器を振りかざしても悪は喜ぶだけなんですよね。

ほいほいとエサを与えてるんですもの。

 

どうすれば解決できるか。それに「屈しない」ことしかないんですよね。

悲しいことですけどね。

だから悪の駆逐というものはとてつもなく難しいんですよ。

かずがおおきくならないといけないですので。

 

おわりに

ようやく最後の1冊にまで迫ってくることができました。

長いシリーズものを読むというのが久しぶりなのもあって

はじめの方はふがいないパセリにもどかしささえ覚えました。

 

でも現実って地道という言葉が似合うぐらいに積み重ねですものね。

よくあるフィクションのように(これは語弊がありますね)

いきなり強く、というわけにはいかないのですから。

 

最終巻を楽しみにしたいと思います。

 

おしまい。