超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

マリリン・ポール「だから片づかない。なのに時間がない。」

何とか天気が回復したので今日は買い出しだけは行えました。

明日は今日できなかったことをしっかりやります。

 

 

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マリリン・ポール「だから片づかない。なのに時間がない。」

だから片づかない。なのに時間がない。
マリリン・ポール

ダイヤモンド社 2015年05月 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 さあ、片付けしようか。

タイトルからもなかなか強烈な本となっています。

おそらくですが、この本を手に取ろうとしている方々は片づけが苦手

という人がほとんどだと思います。私もそのタイプなのですが

あることを守るだけで、本当に変化がもたらされました。

 

感想。

この本に書いてあることは本当に基本的なこと。なのですが…

整理整頓というものが苦手な人にとっては「できない」というものばかりです。

この本、少々、いやいやかなり突き刺さる本となっておりまして

その理由をいやというほど穿り出してくださるのです。

 

つまり言ってしまえば…「あんたはだらしなさを正当化している

とびしっといっているのですよ。

 

うんうん、きっとあなたはその事実を認めたくないと思いますよ。

何をこのFxxk本めー!!」とね。言いたい気持ちは本当によくわかりますよ。

人という生き物は自分の日をほじくられるのはすごく苦手ですもの。

その光景はTwitter等を見ればいやというほど見つけることが可能です。

 

でも、残念ながらそれは紛れもない事実です。

ほらほら、ものが出ているとそれをなんだかんだ理由をつけて「後で」と

言っちゃうでしょ。そんな状態が積み重なって積み重なるとどうなるかって?

はい、もれなくカオスティックルーム、ワーキングスペースの完成となります。

 

つまり、行動しなければカオスな部屋になります。

後回しが累積すればそれはひどくなる一方です。

もうそんなのを見たらやる気なくすでしょ?これがだらしない状態です。

ええ、私もそうでした。

 

そこで出てくることは「少しずつの積み重ね」なのです。

カオスティックな部屋にしないために出したら元の場所に戻す。

いらないものを捨て去る、特定の場所を決めた時間だけ、片づける。

そしてそれを積み重ねていく、ということ。

 

これはトレーニングとも同じですよ。つまりあのマッチョな肉体を

ゲットするにはそれはそれは涙ぐましいトレーニングを少しずつレベルを上げて

こなしていかなければならないのですから。

 

この本が親切なところは、習慣獲得後のサポートもされています。

時にそのバランスが崩れ去って元に戻りかけてしまう事態もあります。

だけれどもそれをきちんと認識するということもまた、大事なんですよね。

積み重ねもですし、自分を認めてあげる、ということ。

 

片づけられない人の中にはトラウマ、家族環境がよくなかった人も

いましたね。はい、私もその一人です。

私は後者でしたね。いわゆるクソがいたということです。

まあそれに関しては自分で決着をつけて文句の要素を消すために片づけを徹底したら

いつの間にかきれいになっていました。

やつはもう敵ではないです。

 

 でもこれでも変われない人は…

きっといるのだと思いますね。なんとなく気持ちはわかります。

考えないということは、楽ということ。怠惰でいるときは楽ですよ。

本当考えることをしなくなりますしね。でも、その怠惰さはありとあらゆる個所に

如実に出てしまうものです。

 

結構刺激的な本となっているので

何を!!と思う人は多い本でしょう。

ただ、うんうん、と思える個所も多いですし

家族向けの片づけ術があるところは興味深かったです。

 

おしまい。