明日は遠征日となります。
雨降るのかや?降らなければ普通に行くけど…
終わりなき対話 1 筑摩書房 2016年11月24日
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【感想】
世の中には星のあまたの数ほどの本があります。
そしてそのレベルも多種多様です。
私はそこそこ本を読んでいる、と思われます。
適当に無作為に…
ある程度こなせるか?と思っていても
それがかなわない本もあります。
特に哲学系。
今回、その中でキングオブ「わけのわからないもの」
が登場してくださいました。
私に感想文を書かせるのを
全力で拒否してくださったので
そうではない形式で書きたいと思います。
まあ、間違いなく哲学だと思います。
文章の言い回しもまあ間違いなく。
ですが、アプローチの仕方が今までにないんですよね。
文章を書くということに関して
違った視点から哲学をしているのです。
人の存在とかじゃないんですよね。
人が表現をする、ということに関して。
それに関しては
また極端な論が出てくるのです。
おそらくこれは、それに密接にかかわっている人でない限り
言わんとしていることが何か、ということは
非常につかみづらいかと思います。
でもね、この本の不思議なところは
著者は明確にこちらを殺しにかかってきている
(武装に武装を重ねた言葉の装飾)のにかかわらず
受け取り側はあまり不愉快にはならないんですよ。
理解しようとしないからか?
それとも私たちが密接にかかわるものの
範疇外だからそう感じるのか。
それを著者が意図してやっているとするのならば
ある種この本そのものが
表現をする(ものを書く)ことに関する
「極致に至る」気がするんですよ。
なんかこう書くと、著者の思惑って
そのように感じてくるんだよな…
感想という形の枠では
きっと著者は望んでいない気がするんだよな。
文章そのものが概念といった感じ。
変な本だ、悪い気はしないけど。