超雑読と趣味と

そこに本があるだろ?ありゃあ読むのよ。

草野唯雄「仁右衛門島殺人事件」

珍しい日もあるものだね…

2週連続で隙間時間にレッツゴーだわ。

そして今日も食欲にかまけず、節制中です。

 

 

草野唯雄「仁右衛門島殺人事件」

仁右衛門島殺人事件
草野唯雄

徳間書店 1985年02月 

by ヨメレバ

 

 

【感想】

人の欲というものは、

本当に際限がない厄介なシロモノですよな。

物欲センサーという厄介なものは

私も日々格闘していますね。

ただ、幸いにも最近はそれらに関しては

あまり伸びなくなっており

代わりに食欲センサーとの格闘中となっています。

(無事に抑制できていますが)

 

 

この作品は短編集となっており

全部で7つの作品が出てきております。

その中にもちろん、表題作も含まれます。

 

 

何気にこの本1作品目からなかなか優秀です。

これは組の目をかいくぐって

完全犯罪を成し遂げ(たと思った)

組から奪った2億円を出所後探しに行く男の

物語になっています。

 

 

この男の関係人物は

まさに欲の権化で最後の最後まで

救いようのない連中でしたが

この男と対比して出てくる

旅の絵描ききがまた、何とも言えぬ雰囲気と

達観したものの見方をする奴なのです。

 

 

彼はこの欲の権化たちにかかわったがために

犯罪を疑われてしまいますが

彼はそもそも無欲(かつては名誉欲がありました)

だったがために事件に関しては潔白が

証明されるのです。

 

 

そして、表題作。

この作品はですね…

最後がまさに見ものといったたぐいの作品です。

 

 

なぜそういいますかって?

怒涛の如く事実が変わっていくからです。

まさにそれはキツネの化かし合いといったたぐいでしょうか。

でも安心して、事実は出てくるので…

 

 

自分の父親を殺された一人娘が

本当にきっちりしすぎるほどの子で

最後は本当に危ない目に見舞われるのですが

本当に勇気もあり賢い女の子でした。

 

 

あとの作品は…

最後の作品はちょっとアダルティーかなー…

その女性の本職というのは

いわゆるナイトジョブ(一番体を張るもの)ですからね。

一見すると陰鬱な展開をたどりそうですが

救われる逆転劇がありますので。

 

 

まあまあいい作品でしたね。

だけれども大人向け。

ほんの少し大人向け!!