超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

読書(新書)

【国内とは違った鉄道旅】野田隆『列車で巡るドイツ一周世界遺産の旅』

旅行をする場所が変われば事情というのも違うものです。どうやらヨーロッパはシステムが複雑というかチケットを購入する場所と案内を兼ねているという…ohカオス…

【かの国はな…】今村弘子『北朝鮮「虚構の経済」』

この本に関しては多くは語らないでおきましょう。まあなるべくしてあの国はそうなったわけですし。そう思うとなんかな。

【物量よ。】郡司勇『秘湯、珍湯、怪湯を行く!』

タイトルの通りでいわゆる一般的なガイドとは経路が全く違ったものとなっています。少し専門的記述があるので苦手な人は注意かな。中にはすんごいところも。

【影が薄いアイツ】河岡義裕『インフルエンザ危機』

今は何かとあの感染症がとやかく言われる時代です。でもこいつも季節になると警報が出るほど我々にとっては長い付き合いであることを忘れてはいけません。

【こじつけ感があっても…】三浦展『ファスト風土化する日本』

恐らくこれを読んで、ああ、と思えることでしょう。私の近所にもあるし、少し行ったところもこの有様ですよ。そして問題点に関しても…

【命が消えたその先】高橋繁行『葬祭の日本史』

なにかと死はタブーとされがちです。誰だっていつぞや起きることに目を背けたいのは確かでしょう。だけれども、確実に通らねばならないのです。そんな、弔いに関しての本がこの本となります。

【いろいろな要素を含む、厄介な代物】井崎正敏『ナショナリズムの練習問題』

本当にこの言葉はよくわからないものです。過去にこの言葉のつく同じう新書を読んだ覚えがありますが「わからん」となりましたからね。いろいろと絡むからでしょう。

【さりげないしぐさに…】復本一郎『俳句とエロス』

もうっ、素敵なワードが入っていますね。エロスだなんて言う。冒頭のそうでないものと、終盤のもう攻めのエロスはちょっとすごいですが、あとはいろいろ想像できてはかどる作品ばかりです。

【知らないほうがいいこともある】入江曜子『溥儀』

この名前はある映画で有名ですね。私はその映画の曲だけはなぜか覚えています。だけれどもその生涯の仔細は…だと思います。ただし、本当に読書注意なものよ…

【人というものは失敗を…】磯田道史『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』

この本の形態はあまりにも有名な作家さんの紹介本だけれどもこの1冊だけでもとっても情報量が多く、優秀すぎるほど。なぜ歴史を学ぶの?の答えにもなると思います。

【お墓の埋葬物の人で終わりがち】鶴間和幸「人間・始皇帝」

よく名前は聞くと思うけれども詳しくは知らないという人が多い歴史上の人物がいます。この方もそうだと思うのですよ。結構でっかいこともやっているけど、彼亡きあとは悲惨よ…

【もはやこれはねぇ…】森清『選び取る「停年」』

変なタグを入れて紹介しているのは気にしない(笑)残念ながらこの本は年代ゆえに賞味期限切れの趣が強いです。ただし、それでもまだ役に立つ部分はあります。それぞれを思いやること。計画はきっちりと。

【戦いばかりではなくて…】坂井孝一『考証 鎌倉殿をめぐる人々』

例の13人のあいつです。だけれども中の人はドラマ系が大変苦手なのでSNSを見て「へー、いろいろと異色の作品なんだ」と感じた次第です。まだまだ謎があるものなんですね。

【豊かになること=幸福ではない?】三浦展『「家族」と「幸福」の戦後史』

多分この問題は今もずっと引きずっているように思えます。もしかしたらもっと根深いんじゃないかな。解決できることはないけど対策はできる気がするの。

【環境を変えるのには痛みも必要】熊沢誠『リストラとワークシェアリング』

労働の問題、というのは実に根深いです。そしてこの不況、会社が雇用者を容易に切ってしまいます。だけれども切るのは簡単。その後が最悪なんですよね…

【未来はいかに…?】藤村幸義『老いはじめた中国』【再読】

こういう作品って悲しきかな、寿命の短い本です。新書の性、というのを如実に表現していますね。だけれども結構お、と思えるキーワードは出てきました。

【日本人の嫌な部分】島本慈子「ルポ 解雇」

この問題は今でも根強く残っているように思えてなりません。まず、それを議論する人たちに改善しようという意識がないのも大問題だと思うのですよ…

【待つだけの時代はな…】池田和臣「逢瀬で読む源氏物語」

意外かもしれませんが、この有名作品ってそういう描写はとてつもなく控えめなんですよね。「エロス」というよりはその後の展開のほうがね…それだけ粉ふりかけたらな…

【漱石の食】藤森清「漱石のレシピ」

昔の食糧事情は今とは本当に違うんだな、と思います。特にこの作品の副題になっている駅弁。今でこそよりどりみどりですが昔のそれは…衛生事情もあったのでしょうね。

【いろいろと複雑よ…】飯田康之ほか「地域再生の失敗学」

どうしても物事は都市部、中心部を中心にめぐりがちです。したがってお金もそこに集約されがち。だけれどもそれが続けば地方にとってはいいものではありません。では、どうすれば「目を向けてもらえる」の?

【意図せずとも、な?】江下雅之「監視カメラ社会」

刊行年の都合上、もはや情報としては古いものとなっています。特に携帯の部分はね。より一層の技術進歩は我々を息苦しくさせているのかもしれませんね…

【当たり前にできることは、そこに従事する人がいるから】齊藤実「物流ビジネス最前線」

今では当たり前のようにこのご時世なのでネットの通販は使われています。その当たり前は流通というものがあるからこそだということ…流通の歴史と現状を解いた良書です。

【一人の自分も、誰かに接する自分も、自分。】平野啓一郎「私とは何か」

本当の自分は何なのか…これに思い悩むことはままあると思います。でも本当の自分って…と結局堂々巡りになりがちです。だけれども、ここは発想を変えてみませんか?

【目に見えるものから、そうでないものまで】長沼毅 藤崎慎吾「辺境生物探訪記」

様々な生物が地球には生息しています。目に見えるものから、見えないもの、そして特殊な機構を持つもの…そんな者たちを、知りたくはありませんか?

【物事を追及する楽しさと、それを得るための苦しみと】前野 ウルド 浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」

この新書は、新書としては異例の300ページ越えの大作となっています。「どうせつまらないんだろ?」とお思いのあなた?ノンノン。表紙のアレさとのギャップに驚かれること、間違いないでしょう。

【方言が弾圧された時代もあった】井上史雄「変わる方言 動く標準語」

この本の内容は古くはなっては着ているものの、標準語の波及にはメディアの力というのが大きくかかわっているのは否定できない事実でしょう。ましてや今はSNSの時代ですので…

【心の窓は、開けられるの?】山中康裕「臨床ユング心理学入門」【再読】

人には誰にしも、心の中に闇を抱えているもの。たとえはたから「恵まれている」と思われていてもその人の闇はその人にしか理解できないのです。それは時に、表現するものに現れることがあるのです。

【今には則さない】氏家幹人「サムライとヤクザ」

「男らしさ」今、これを求めすぎるということはある意味万死に値してしまうかもしれません。だけれども性別が違う以上、それを追い求めてしまうのかもしれません。

【可能性か、悪魔のささやきか】諸富祥彦「生きていくことの意味」

この本の提唱することは、新しい視点であるとともに、その考えが悪用されてしまえば人を惑わす悪魔の思想ともなってしまうのです。むろん、救われる人たちの魅力ある手法となってほしいものですね。

西川栄明「40歳からの都会2田舎8の生活術」

田舎暮らし…素敵な響きですよね。ただ、それを最大限に享受するために大事なのは「人間関係」特に田舎(地方)はそれを大事にするところなので。