奴隷という言葉を聞くとすごくおっかないことをされると思うことでしょう。でも、このコミックは大変に「平和」です。ええ。ほっこりするほどに平和ですとも。
いまだなお、競技としても残っており数多くの愛好者、収集家もいたりする百人一首。どうやらそれにはとんでもない秘密が秘められているようで…?
各々が求めるSF作品というのがあります。もしも、それがばっちりハードな作品を求めている場合、この作品は期待には沿えないかもしれません。ただし、日常にさりげなくSF要素を、ならばご期待には沿えるかと。
政治…というものを聞いても我々にはなかなかぴんと来ないものではないでしょうか。だけれどもその仕組みを少しでも知ることができれば、何かが変わるかも…ですよ。
人は、輝いている日常に病が迫ると途端に闇に突き落とされてしまいます。それが一番今ときめきたいときだったとしたら…?
仕立て人はまさに狡猾そのもの。その手法は恐ろしいまでの巧みな技で関係したものを次々と毒牙へ…ただ、この作品はあっさりなのですよ。あっさりスープ的な?
かなり前に読んだ本で再読となります。私が好きな作家の一人です。読んでいるうちに著者に料理されてしまう、そんな感じなんですよ。もちろん、この本にも料理される要素がしっかりと備わっております。